MESSAGE
デジタルとアナログの
融合で、旅を、地域を、
あたらしく
デジタル技術を活用することで、旅という非日常の心躍る体験の魅力をこれまで以上に高めるとともに、旅行者のデータに基づいた持続可能な観光地経営等が可能となります。観光庁では、このようなDXの推進を通じて、旅行者の利便性向上、観光産業の生産性向上、観光地経営の高度化等を図るため、「観光DX推進プロジェクト」を実施しており、今年度は6つの実証事業を行っています。
CASE STUDY
各事業者による観光DXの
取組をご紹介
実証地域の取組を紹介します。移動・宿泊・購買等のデータを分析し、
旅行者の利便性向上や観光地経営の高度化に向けた取組が進められています。
AI需要予測を含む総合型マーケティングプラットフォーム構築
令和6年7月に世界文化遺産へ登録された佐渡島の金山を中心に、旅行者のニーズが多様化する佐渡市では、観光需要の変動に対応するためのDX化が急務です。本事業では、AIによる観光需要予測とデータを活用したマーケティングを通じて、繁閑差の平準化やより魅力的な観光地への進化を目指します。
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「若狭漁村まるごとホテル」中間支援・過疎観光地域活性化モデル事業
福井県若狭町は、若狭湾と三方五湖に囲まれた自然豊かな地域で、漁業と宿泊業を兼ねた漁師民宿が地域文化として根付いています。観光需要の変化やIT活用への対応により、宿泊事業者の運営負担が増す中、地域全体で予約管理や販促を一元化することで、持続可能な観光モデルの構築を目指します。
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データマーケティングの地消地産モデル実証事業
四季折々の自然景観と温泉文化、アウトドア体験が融合する長野県は、国内外の旅行者にとって魅力的な滞在先です。本事業では、地域が保有する観光関連データとウェブメディアを活用し、広告配信の域内循環を促進することで、地域経済への還元とマーケティングの地消地産モデルの確立を目指します。
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石垣市観光DX/インバウンド観光急増への対応
南国・離島の魅力を持つ石垣市では、観光が主要産業として発展してきました。インバウンドの急増に対応するため、デジタル技術を活用し、旅行者の行動データの把握と受入環境の整備を進めることで、持続可能な観光地づくりを目指します。
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生成AIを活用した新しい地域周遊プランの創出
広大で自然美あふれるひがし北海道では、旅行者の周遊促進と滞在期間の延伸が地域課題となっています。本事業では、蓄積されたデータと生成AIを活用し、旅行者ニーズに即した周遊プランを効率的に創出・最適化することで、地域の消費拡大と繁閑差の平準化を目指します。
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生成AIを活用したインバウンド観光ガイド育成強化実証事業
弘前市は、弘前城の桜や四季折々の風景、日本の伝統文化を活かしたイベント等、豊かな観光資源を有しています。本事業では、生成AIを活用して多言語の観光案内トークスクリプトを自動生成し、効率化によるガイド業務の質向上と負担軽減を実現することで、地域の観光満足度向上と持続可能な案内体制の確立を目指します。
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AIおよびWEBカメラを活用したホテル佐勘忘れ物管理DX実証事業
秋保温泉エリアは、首都圏からのアクセスの良さと豊かな自然環境を背景に、年間を通じて多くの旅行者が訪れる観光地です。本事業では、画像認識AIや音声認識AI、ウェブカメラ、PMS連携の技術を活用し、忘れ物対応業務の自動化と精度向上を図ることで、業務効率化と顧客満足度の向上を実現します。
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インバウンド向け飲食・体験代理予約AIの開発
箱根エリアではインバウンドの増加に伴い、宿外での夕食や体験への需要が高まっています。本事業では、本事業では、夕食やアクティビティのAIレコメンドと予約のワンストップ化に取り組むことで、旅行者の満足度向上と地域内消費の拡大を図ります。
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生成AIを活用したメール自動返信と施設管理
首都圏からのアクセスが良く、年間を通じて多くの旅行者が訪れる温泉地である箱根では、観光需要が高まる一方で、宿泊業の人手不足が深刻化しています。本事業では、生成AIとIoTを活用し、メール対応と設備管理業務の効率化・標準化を図り、安定したサービス提供体制の構築を目指します。
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「FTAS」を活用した生成AI活用モデル
福井県では、福井県観光連盟が蓄積してきた多様な観光データを活用した生成AIを事業者と旅行者双方に導入し、業務効率化と利便性向上を同時に実現することで、地域全体の消費拡大と持続可能な観光経営の基盤づくりを目指します。
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志賀高原 地域OTA×生成AIによる稼げる観光地実証事業
長野県北部に位置する志賀高原は、世界的なスノーリゾートとして年間約97万人が来訪する地域です。本事業では、生成AIを活用してマーケティング力の向上とロイヤルカスタマー化による売上増加を図るとともに、生産性が相対的に低い業務の省力化によるコスト削減を実現することで、「稼げる観光地」として持続可能な地域経営を目指します。
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AIエージェントを活用したデータ分析生産性向上プロジェクト
温泉地としての歴史と海・山の自然景観、文化施設や芸術祭等多彩な観光資源を有する熱海市。年間306万人が訪れる一方で、インバウンド宿泊者比率は5.1%にとどまっています。本事業では、生成AIを活用した「AIコンディションボード・AIエージェント」を導入し、限られた人材でも戦略的な施策の実行と振り返りを可能にすることで、インバウンド施策に関する業務の工数削減と組織の生産性向上を実現することを目指します。
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「蹴球都市 藤枝」の個別事業者の営業状況等に応じた施策レコメンドによる更なる生産性向上事業
藤枝市は、Jリーグや全国大会等の試合開催時に多くの旅行者が訪れるスポーツツーリズムの街です。本事業では、施策を実施している事業者のノウハウを集約し、生成AIに学習させることで、他の事業者にも有効な施策をレコメンドし、取り組みやすい環境を整えます。これにより、地域の魅力を最大限に活かしながら地域全体の生産性向上と観光地経営の高度化を目指します。
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生成AIでつなぐ姫路城発・播磨観光経済活性化
世界遺産、姫路城を中心に年間400万人以上の旅行者を迎える姫路市。本事業では、生成AIを活用した多言語対応の観光レコメンドシステムを導入し、観光案内所の業務効率化と品質向上を図ります。また、実証を通じて、旅行者一人ひとりの趣味・嗜好に応じたパーソナライズされた観光体験を提供できる環境を整備することで、観光案内の付加価値向上を通じた、姫路市全体における周遊促進や消費拡大に取り組みます。
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My広島観光プラン+(プラス)AI~パーソナライズDX事業~
広島市は、世界遺産を有する観光地として高い集客力を誇る一方、周辺地域のにぎわい創出が課題となっています。本事業では、生成AIを活用した多言語AIコンシェルジュサービスを導入し、旅行者の属性に応じたレコメンドを行うとともに、このサービスに蓄積されたデータを活用して、マーケティング戦略の検討と立ち寄りスポットを増加させることにより、地域消費の拡大を目指します。
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生成AIを活用した宿泊施設マーケティングDX推進事業(大歩危峡温泉郷モデル)
大歩危峡温泉郷は、渓谷美とラフティングで知られる自然豊かな観光地です。本実証では、生成AIを活用することで宿泊プランや多言語LPの作成、および広告運用の自動化を推進します。これにより、宿泊事業者における業務効率化及び集客力強化を行うことで、持続可能で競争力のある観光地経営の実現を目指します。
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生成AIを活用した観光地の駐車場管理の効率化とインフォメーションセンター対応業務の改善
関門海峡エリアは、山口県下関市と福岡県北九州市門司区にまたがる歴史と景観が魅力の観光地であり、特に門司港レトロ地区は年間約200万人以上が訪れる観光名所です。本事業では、生成AIを活用して団体バスの駐車場管理とインフォメーションセンター業務の効率化を図り、地域全体の観光体験の質向上を目指します。
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やつしろ観光DX実証事業〜AIで進化する観光案内〜
熊本県八代市では、クルーズ船寄港や台湾積体電路製造(TSMC)によるインバウンドの増加を背景に、観光案内のDX化を推進しています。本事業では、AIチャットボットやAIコンシェルジュ、プレミアムマイマップ、AIフラッシュムービー等の観光DXツールを導入することで、非対面、多言語対応の観光案内を実現し、案内業務の効率化とサービス品質の向上を図ります。これにより、人的リソースに依存しない持続可能な観光案内体制の構築を目指します。
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東川町オープンデータ推進モデル
北海道東川町は、大雪山旭岳をはじめとする雄大な自然や写真文化、地元の営みに根差した体験等、年間約150万人が訪れる魅力的な地域です。本事業では、事業者の意思決定を支援し、販促、仕入れ、人員配置等の判断精度を高めるために、観光関連データの統合と可視化を行います。
これにより、地域全体の消費額の拡大と経済の持続的な活性化を目指します。
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秋田県横手市におけるオープンデータ化推進とデータ活用基盤構築による観光DX推進モデル実証事業
秋田県横手市では、冬季の観光需要の低迷や通過型観光の課題があります。本実証では、この課題に対して、地域の観光関連データをオープンデータ化し、事業者のクローズドデータと組み合わせて活用することで、消費の拡大と生産性向上を目指す観光DXモデルの実証に取り組みます。
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秩父地域観光情報共有システムCIRCUIT 実証事業
秩父地域では、観光データの分散や未整備といった課題を抱える中、地域の観光事業者がデータを活用して自律的に稼ぐ力を高めることを目指し、観光情報共有システム「CIRCUIT」の実証事業を展開しています。本事業では、オープンデータの整備と活用を通じて、旅行者満足度と地域の生産性向上を図ります。
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観光需要予測オープンデータ開発・活用推進事業
インバウンドの増加が著しい高山市では、観光需要の繁閑差が地域課題となっています。本事業では、AIによる未来人流予測とオープンデータの活用を通じて、事業者の経営最適化と観光体験の質向上を目指します。
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地域版OTA・GBPデータを活用した観光産業収益向上事業
ユネスコ世界ジオパークに認定された自然・文化資源を有する隠岐エリアでは、観光資源の魅力を最大限に活かすため、地域OTAやGoogleビジネスプロフィール等のデータを活用した観光DXに取り組んでいます。本事業では、データのオープン化とレベニューマネジメント支援を通じて、地域全体の収益最大化を目指します。
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観光オープンデータ推進・市民向け観光波及効果の情報発信
広島県廿日市市は、宮島を中心とした観光資源に恵まれた地域です。本事業では、観光関連データのオープン化と事業者・市民への情報発信を通じて、地域経済の活性化と観光振興への理解促進を目指します。
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雲仙観光エコシステム共創プロジェクト
長崎県雲仙市では、観光DMPとオープンデータを活用し、事業者の売上向上とコスト削減を目指す観光DXモデルの実証を推進中です。本事業では、官民連携によるコミュニティ形成を通じて、地域課題の解決とデータ活用の定着を図ります。
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NEWS RELEASE
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