【セミナー】第1回 Next Tourism Seminar2025 ~デジタル化からDX化へ~
8月1日(金)に実施しました、第1回”Next Tourism Seminar 2025”について、アーカイブ動画とセミナー内で投影した資料を公開いたします! なお、「Googleビジネスプロフィールの登録方法」のプログラムにつきましては、本アーカイブ動画に含まれておりません。
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■ホテルおかだ
Q:原様が、生成AIを社員に利用させる(促進する)ために、一番重要だと思われることはなにでしょうか?
A:一部のスタッフは自ら進んで利用をしていますが、やはり本当に一握りとなってしまいます。また、旅館業の特性上、PCを使って作業する仕事が業務全体の一部に限られてしまうので、それも利用できない要因となっていると思います。
現在2つのアプローチで生成AIを利用しております。
1.自ら利用し始めたスタッフの使い方を共有
実際の業務の細かなところで使う方がスタッフは利便性を実感するようですので、例えば単純な翻訳や、メールの返信、クチコミの返信など、GPTsを作成して社員同士で共有しながら使っています。(非常に一般的に使われているレベルだと思います)
2.既存サービスへの組み込み
先日のセミナーでも少し触れましたが、LINE WORKS のボットに生成AIを組み込み開発を行い、利用者は気づかないうちに生成AIを利用しています。ただ、やはりこれを使うと「生成AIすごいな」となりますので、そこで少しでも興味関心を持ってもらえればと思っています。 -
■Grow with Google 講師
Q:屋外観光施設を管理しております。敷地内に飲食物や物販店舗などいくつかある場合は、店舗それぞれを管理するのがよいのでしょうか?
A:屋外観光施設のような広い敷地内に、独立した店舗が複数ある場合、基本的には施設全体のプロフィールと、各店舗のプロフィールをそれぞれ作成し、管理することをお勧めします。
例えば、「〇〇自然公園」という施設全体のプロフィールに加えて、公園内にある「△△カフェ」や「□□お土産ショップ」といった個別の店舗も、それぞれが独立したビジネスプロフィールとして登録できます。
これにより、お客様が「〇〇自然公園」で検索したときには施設全体の花の見頃やイベント情報を、「〇〇自然公園 カフェ」のように具体的な目的で検索したときには「△△カフェ」のメニューや営業時間を直接見つけられるようになり、利便性が大きく向上します。
ただし、各店舗がGoogleのガイドライン上、独立したプロフィールとして認められるには、「それぞれに固有の店名があること」「独立した店舗として認識できること(看板など)」「他の店舗と営業時間が異なる場合があること」などの条件があります。
※実践的なアドバイス
まずは、施設内にある各店舗が、お客様から見て独立したお店として認識されるかどうか(例:独自の看板や入り口があるか)を確認してみてください。その上で、お客様がそのお店だけを目的地として訪れる可能性がある店舗から、個別のビジネスプロフィールの作成を検討するのが良いでしょう。施設全体のプロフィールと各店舗のプロフィールを連携させるため、説明文などに互いを紹介する一文を入れることも効果的です。
※参考情報
● Google ビジネス プロフィールのガイドライン > 適格性:
https://support.google.com/business/answer/3038177?hl=ja -
Q:最新情報の効果的な使い方として、インスタやXなどのSNSのように頻繁に投稿したほうがいいのか、ある程度重要項目に絞って投稿したほうが良いでしょうか?
A:「最新情報」の投稿機能は、SNSのように日常的なコミュニケーションを頻繁に行う場所というよりは、お客様がお店を選ぶ上で有益な「お知らせ」を発信する目的で使うのが最も効果的です。
頻度については、必ずしも毎日投稿する必要はありません。例えば、以下のようなテーマの中から、週に1回〜月に2回程度の頻度で、質の高い情報をお客様に届けることを目指すのが良いでしょう。
● イベントの告知: (例:「来週末、〇〇収穫祭を開催します!」)
● 季節限定のメニューや商品の紹介: (例:「今週から、季節限定の〇〇パフェが始まりました!」)
● 特別セールやキャンペーンのお知らせ: (例:「7月中は、オンラインクーポン提示で10%オフ!」)
● 営業時間の変更や臨時休業の案内
● 施設の魅力やこだわり、裏話など
重要なのは、投稿を見たお客様が「行ってみたい」「お得だ」と感じるような、価値のある情報を提供することです。
※実践的なアドバイス
まずは、今後1ヶ月のイベントやキャンペーン、新商品などの予定をリストアップしてみましょう。そして、それらの情報をどのタイミングでお客様に知らせるのが最適かを考え、投稿計画を立ててみてください。例えば、「イベントの1週間前に告知する」「新商品の発売日に投稿する」といった計画を立てることで、無理なく継続的に情報発信ができます。
※参考情報
● ビジネス プロフィールの投稿に関する記事を作成するためのヒント:
https://support.google.com/business/answer/7342169?hl=ja